「認知症」は、さまざまな原因によって脳の働きが衰える病気です。
その認知症の特徴のひとつに徘徊という症状があります。
高齢者にとって長時間の徘徊は脱水症状、飢え、事故など、命にも関わり、家族にとっては大変心配な問題です。
この徘徊高齢者SOSネットワーク事業は、徘徊のため行方が分からなくなった高齢者の方を、警察署や行政、郵便局、福祉関係機関、交通機関等や地域の人々の協力により、できるだけ早くご家族の元へ安全にお返しするためのシステムです。
(協力機関の方には、具体的な捜索活動を依頼するものではなく、通常の業務の範囲内で情報提供をし、協力していただきます。)
事前登録制度は、行方不明になる可能性のある高齢者の名前や特徴、写真などの情報を、ご家族や本人の同意を得て、ネットワークにあらかじめ登録しておくことで、早期発見に役立てる制度です。事前に登録しておくことで、すみやかに捜索が開始され、発見が早く、保護された時の身元の確認が早い、また、家族にとって安心につながるなどのメリットがあります。このため、なるべく事前登録しておくことをお勧めしています。
※ただし、事前登録されていない方が行方不明になられた場合でも、支援を受けることができますので、緊急の際にはご相談下さい。
行方が分からなくなったら、ご家族の方が、まず伊予警察署へ連絡
ご家族の方が、伊予市社会福祉協議会へ特徴や状況を説明。
伊予市社会福祉協議会より、
発見した場合、伊予警察署へ連絡。
伊予警察署から、ご家族の方へ報告。
この事業の利用にかかる利用者負担はありません。
日中業務の中で、徘徊している人を発見したり、連絡を受けたりした場合は、伊予警察署や伊予市社会福祉協議会、または、ご家族に連絡をお願いします。