70歳以上のひとり暮らし高齢者の見守りをしている高齢者家庭相談員さんが、上級教育カウンセラーの伊賀上明子氏を講師に招き、『話すと心が温かくなる聴き方』をテーマに研修会を行いました。ひとり暮らしをされている高齢者の皆さんは、相談員さんの訪問を心待ちにしており、1時間も2時間もお話しされる方もいらっしゃいます。
そんな高齢者の方のために、相談員さんたちが傾聴のコツを学びました。
○訪問した時は靴を脱ぐように、自分の価値観も脱いでおくこと
○相手の話を評価しないで、そのままに受け入れること
○話し手の心を、聞き手の心で聴くこと
などいくつかのポイントを学びました。
そして、
人は誰かにきちんと向き合って話を聴いてもらえると
『自分を受け入れてくれた』 『自分にも味方がいる』 『自分は大切に扱われている』
という自己肯定感が生まれ、生きる勇気、生きる元気が湧き出てきます。
さらに、
『共感してもらうと、喜びは増し、悲しみは減り、怒りは和らぐ』
と言われるそうです。
このあと、相談員さんたちは3人組になり、話し手・聴き手・監督者の役になって学んだことを実習し、これからの安否確認活動にすぐに役立つことを多く学んだ有意義な研修会となりました。