3月10日(土)に平成29年度災害ボランティア研修会が開催され、各地区の民生児童委員さんをはじめ、防災に興味のある方が85名参加されました。
研修会前半では避難所の衛生確保について、県社協の近藤氏にご講演していただきました。近藤さんは、熊本地震や九州北部豪雨など災害時において災害ボランティアセンター運営支援などを経験されており、支援する側から見た避難所の様子などをお話してくださいました。避難所生活の中でも深刻な問題となるのが、トイレでした。トイレ不足によりトイレに行く回数を減らすために水分を取らなくなって脱水症状を起こしたり、トイレの環境悪化によって感染症が広がったりと、様々な問題がありました。
後半ではトイレの重要性を学んだ上で、「段ボールトイレづくり」などを行いました。段ボールでも中に補強を付けることで、座ってもつぶれることなくしっかりしたトイレができました。出来上がったトイレは各地区に持って帰っていただき、防災倉庫などに保管していただきました。
今回の研修を通して避難所などでの衛生確保について具体的な方法を学ぶことができました。災害はいつ起こるかわからないので日頃の備えが大切です。地域での話し合いをするときなどは、今回の研修を活かしていただけたらと思います。